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1.ブックオフ赤字に転落

東洋経済オンラインの記事によれば、ブックオフが2004年に上場して以来はじめての営業赤字に陥ることになったという。

※5月10日追記:5月に入ってから、ブックオフの赤字について、さらなる情報があったため、新しく記事にしましたブックオフの赤字幅拡大を受けて、「せどり」の今後について再考)。

これは、せどらーにとって、無視できないニュースだ。

2.気になる赤字の原因は?

赤字の原因は、本業の中本やメディアの(CD、DVD、ゲーム)販売ではなく、中古家電事業。

2.1.中古家電事業の不振

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ブックオフは、「本」のブックオフから「何でもリユース」のブックオフへと転換を図っているという。
中古本市場が縮小を続ける中、ブックオフが目をつけたのは、中古家電市場だった。
中古家電市場は、市場規模が大きく、成長率が高いことから、中古家電市場へ打って出たというのだ。

しかし、中古家電の買い取りが、計画通りに進まず、結局、2016年3月期の決算で、1.5億円の赤字に転落してしまうこととなった。

2.2.地味に健闘している中古本事業

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市場縮小にもかかわらず、中古本の売り上げは、計画を20億円上回る見込みであるという。
売り上げ増に貢献しているのが、需給バランスを反映した値付けとヤフオクでの出品であるとのことだ。

2.2.1.需給バランスを反映した値付け

需給バランスを反映した値付けについては、せどらーからすると、改悪以外の何者でもない。
需要があるにもかかわらず、不足している商品をブックオフから安く買って、Amazonなどで高く売るということが、できにくくなるからだ。

2.2.2.ヤフオクでの出品

一方で、ヤフオクでのブックオフ出品には、私も、かなりお世話になっている。
オークションとはいえ、即決価格での出品となっており、ブックオフオンラインで買い物をするのと、何ら変わりなく利用することができる。

また、出品されているのは、全国各地のブックオフ実店舗に在庫のある商品であるため、ブックオフオンラインでは在庫のない商品が出品されていたり、送料が無料であったりと、何かと使い勝手が良い。

3.ハードオフとの今後の関係は?

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3月25日の日記で書いたとおり、現在、ブックオフとハードオフとは、友好的な企業関係にある。実際、郊外型の店舗では、ブックオフとハードオフが隣り合わせで出店していたり、あるいは、同一建物内の1階と2階に出店といった形で、共存関係にある。

では、中古家電事業にブックオフが進出すると、友好的な状態にあるハードオフとの関係はどうなるのだろうか?

3.1.ブックオフがハードオフとのFC契約解除

遡ること約1年、実は2015年3月31日付けで、ブックオフはハードオフとのフランチャイズ(FC)契約をすでに解除しているのである。
ブックオフは、この件でハードオフに3億円の違約金を支払っている。

つまり、ブックオフはすでに、ハードオフとは手を切りにかかっていると言える。
中古家電事業における競合他社の関係なのである。

3.2.不透明な今後の関係

中古家電事業に進出はしたものの、現状、ブックオフの中古家電事業は苦しい状況に立たされている。
また、中古家電を扱う「直営店」の数も直営店全体の1割弱にとどまっており、ブックオフにおける中古家電事業は、まだまだこれからというのが、正直なところである。

ブックオフ側は、FC契約を解除しているものの、ハードオフ側は、いまだブックオフのFCに加盟している。
したがって、両社の関係が特別悪化しているものとは、考えられず、依然として両社の関係は良好である物と思われる。
少なくとも、ブックオフの中古家電事業が軌道に乗るまでは、ハードオフとの関係は、現状維持ということになるのではないだろうか。

今後の関係がどうなるのかについては、今はまだ不透明であるといえる。

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4.まとめ

・ブックオフは上場以来初の赤字転落

・中古家電事業が不振

・中古本事業は健闘

・ハードオフとの今後の関係は不透明

※本記事には、あること(ノンフィクション)と、ないこと(フィクション)が含まれます。