「スポンサードリンク」の下にAdSense広告が貼ってあると違和感しかない

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いろいろなブログなどを見ていると、「スポンサードリンク」と書かれているのををよく見かける。

「スポンサードリンク」の違和感

「スポンサードリンク」という文字列の下には、決まって、Adsense広告が貼ってある。
それを見ると私は、決まって、「またか」と思う。


「またか」と思うのは別に、Adsense広告が貼ってあることに対してではない。
そうではなくて、「スポンサードリンク」という書き方に対して、「またか」と思うのである。

違和感の正体

「スポンサードリンク」とは、もちろん”sponsored link”のことである。
これをカタカナにして書いているだけだ。


しかし、「スポンサードリンク」と書かれてしまうと、どうしても「スポンサーのドリンク」のように、読み取れてしまう。
つまり、”sponsor drink”のように読めるというわけだ。

違和感をなくすために

もちろん、「スポンサードリンク」と書いてあるからといって、それが”sponsor drink”を意図して書いている訳ではないことは分かっている。


しかし、”sponsor drink”ではなく、”sponsored link”であるならば、それが適切に伝わるように書くべきだとも思う。
たとえば、「スポンサード・リンク」と書いたり「スポンサーリンク」と書けば、少なくとも”sponsor drink”のようには、読めないだろう。


なので、私のブログでも、Adsense広告の上には、「スポンサーリンク」と表示している。

「スポンサードリンク」が世に氾濫している原因

なぜ、「スポンサード・リンク」や「スポンサーリンク」ではなく、「スポンサードリンク」の表示が多いのだろうか?
その原因を作っていたのは、意外にも、当のGoogleであった。

GoogleによるAdSense のポリシー

以下は、現在(2016年4月30日)のAdsenseプログラムにおける広告掲載に関するポリシーの一節である。

スポンサーリンク

誤解を招く見出しの下での広告配置


サイトのユーザーに誤解を与えないようにし、ユーザーがコンテンツと Google 広告を簡単に区別できるようにすることが大事です。AdSense のポリシーでは、「関連情報」や「関連リンク」といった誤解を招く見出しの下に広告を配置することは禁止されています。広告ラベルには、「広告」または「スポンサーリンク」のみを使用するようお願いいたします。それ以外のラベルは使用できません。

ここには、確かに「スポンサーリンク」を使用するように、と書かれている。

はっきりしないGoogleの態度

しかしながら、アフィリエイト野郎!さんでは、2011年10月5日時点で、AdSenseチームから以下のような回答があったという。

ラベル表記につきましては、「広告」「スポンサードリンク」でお願いをしております。「スポンサーリンク」はヘルプ記事の誤植のため、修正をさせていただきます。
ご指摘ありがとうございます。

お問い合わせ頂きました件のように、最適化に関する内容以外のご質問に関しては、今後は下記ヘルプからのお問い合わせをご利用いただければ幸いです。

そこには、確かに「スポンサードリンク」とある。
また、「スポンサーリンク」は誤植であるとまで、言いきっているのである。


しかし、である。
また、引用になってしまうが、アフィリエイト野郎!さんの先ほどの記事には、以下のような追記がある。

今は「スポンサーリンク」を推奨しているようです

【追記 2012/07/04】

クリックの誘導

Google の広告ユニットの上部に誤解を招くようなラベルを表示すること (「スポンサーリンク」や「広告」は使用できますが、「お気に入りサイト」や「今日の特別オファー」などは使用できません)。

再びヘルプページが「スポンサーリンク」になってますね。良くわかりません・・・

私にも、何がなにやらだが、少なくとも現在のAdsenseポリシーには、「スポンサーリンク」と書かれている。
なので、Adsense広告の上には「スポンサーリンク」と表示しておくのが、無難なのではないかと思う。

まとめ

  • 「スポンサードリンク」と表示されていると”sponsor drink”と読めてしまう
  • 現在のAdsenseポリシーには、「スポンサーリンク」と書かれている
  • 使うなら「スポンサーリンク」がいいのでは