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2022年の現時点でおすすめの3Dプリンタまとめたので紹介する。

2022年の3Dプリンタのトレンドを考えるとFDMは高速印刷光造形法は4K解像度であるといえる。

光造形3Dプリンタについては、各メーカーで小型の4K解像度機が出そろってきており、さらには8K解像度の製品も登場し始めている。

8Kまで高精細化が進むこれ以上の高精細化は必要ないのでは、と思わされるレベルに達している。

おすすめ3Dプリンタ一覧

まずは、ここで紹介する光造形3Dプリンタについて一覧表にまとめた

メーカー名機種名造形方式(SLA)造形サイズ(mm)
(幅 x 奥行 x 高さ)
解像度(mm)造形速度(最大)価格
AnkerAnkerMake M5熱溶解積層法(FDM)235x235x250XY:0.1
Z:0.1
250mm/s599ドル
AnycubicPhoton Mono 4K光造形法(SLA)132x80x165XY:0.035
Z:0.01
50mm/h27,999円
CrealityEnder-3 S1熱溶解積層法(FDM)220x220x270XY:0.1
Z:0.1
150mm/s49,999円
CrealityEnder-3 V2熱溶解積層法(FDM)220x220x250XY:0.1
Z:0.1
180mm/s34,999円
CrealityEnder-3熱溶解積層法(FDM)220x220x250XY:0.1
Z:0.1
180mm/s24,900円
ELEGOOMARS 3光造形法(SLA)143x89.6x175XY:0.035
Z:0.00125
30mm/h39,999円
ELEGOOELEGOO Mars 2 Pro光造形法(SLA)129x80x160XY:0.05
Z:0.00125
50mm/h34,999円
KingroonKP3S熱溶解積層法(FDM)180x180x180XY:
Z:
100mm/s22,999円
PhrozenSonic Mini 4K光造形法(SLA)133x75x130XY:0.035
Z:0.01
80mm/h349.99ドル
PhrozenSonic Mini 8K光造形法(SLA)165x72x180XY:0.022
Z:0.01
80mm/h599.99ドル

Anker

Ankerスマートフォンの周辺機器を数多く手がけているメーカーモバイルバッテリーやUSBの充電器、イヤホンなどのメーカーとして有名ある。

AnkerMake M5

スマホの周辺機器メーカーとして実績を積んできたAnkerが次に手がけた製品が、まさかの3Dプリンタであった。

3Dプリンタ市場に初参入となっているにもかかわらず、高い成度で全く隙のない製品に仕上がっている。

おすすめポイント

  • 250mm/sの高速印刷(競合機種の5倍の速度)
  • オートレベリング(7 x 7)
  • ダイレクト式エクストルーダー
  • 1080pのAIカメラ搭載
    • 常時モニタリングによる造形エラーの自動検出
    • タイムラプス撮影
    • 赤外線撮影
  • Wi-Fi接続によりスマホから操作可能
  • 高性能なXBurst®CPU搭載(1.2GHz x2 + 240MHz)
  • デュアルZ軸モーター
  • PEIマグネットプレート(造形物の取り外しが容易)
  • 操作がタッチパネル式
  • 簡単組み立て(3ステップ)
Anker Make M5
造形サイズ235 x 235 x 250mm
造形速度250mm/s(最大)
ノズル径0.4mm
ノズル温度260℃(最大)
ヒートベッド温度100℃(最大)
対応フィラメントPLA/ABS/PETG/TPU
本体サイズ502 x 438 x 470mm
本体重量12.4Kg

価格

キックスターターでの資金調達を行っており、すでに目標額の5万ドルを大きく上回り600万ドル超の出資を獲得している。

現在は、早期出資者向けに希望小売価格(759ドル)の17%OFFである629ドルで入手可能となっている(11月出荷予定)。

Anycubic

Anycubicは、FDM方式の3Dプリンタと光造形の3Dプリンタどちらも販売しているメーカーである。

Photon Mono 4K

おすすめポイント

  • 4K解像度の小型光造形3Dプリンタ
  • 4K解像度にも関わらず3万円を切る価格

主な仕様

Photon Mono 4K
造形サイズ132 x 80 x 165mm
造形速度50mm/h(最大)
LCD6.23インチ4KモノクロLCD
XY解像度0.035mm
Z解像度0.01mm
本体サイズ227 x 222 x 383mm
本体重量4.25Kg

価格

  • Amazon 27,999円(クーポンで安くなる場合あり)

Creality

Crealityは熱溶解方式(FDM)の3DプリンタであるEnder-3が主力商品の3Dプリンタメーカーである。

Ender-3が主力であるだけに、Ender-3と名の付く3Dプリンタが複数ラインナップされている。

Ender-3 S1

Ender-3シリーズの1世代前の機種(※1)であり、前世代機のEnder-3 V2からいくつかの改良(※2)が施されている

  • ※1:最新機種はEnder-3 S1 Pro
  • ※2:オートレベリング用センサー追加、ダイレクト式エクストルーダー化、デュアルZ軸モーター化

おすすめポイント

  • オートレベリング(4 x 4)
  • ダイレクト式エクストルーダー
  • PCスプリングスチールシート(造形物の取り外しが容易)
  • デュアルZ軸モーター
  • フィラメントセンサー(フィラメント切れを検知)
  • 操作がタッチパネル式

主な仕様

Ender-3 S1
造形サイズ220 x 220 x 270mm
造形速度150mm/s(最大)
ノズル径0.4mm
ノズル温度260℃(最大)
ヒートベッド温度100℃(最大)
対応フィラメントPLA/ABS/PETG/TPU
本体サイズ487 x 453 x 622mm
本体重量9.1Kg

価格

  • Amazon:49,999円(クーポンで安くなる場合あり)

Ender-3 V2

Ender-3に多くの改良が施された正当進化版

おすすめポイント

  • 32bitボード
  • 静音ドライバー
  • フィラメントセンサー(フィラメント切れを検知)
  • 操作がタッチパネル式

主な仕様

Ender-3 V2
造形サイズ220 x 220 x 250mm
造形速度180mm/s(最大)
ノズル径0.4mm
ノズル温度255℃(最大)
ヒートベッド温度100℃(最大)
対応フィラメントPLA/ABS/PETG
本体サイズ475 x 470 x 620mm
本体重量7.8Kg

価格

  • Amazon:34,999円(クーポンで安くなる場合あり)

Ender-3

ここからEnder-3の歴史が始まった、初代Ender-3

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おすすめポイント

  • 改造パーツが豊富
  • 安価で購入可能

主な仕様

Ender-3
造形サイズ220 x 220 x 250mm
造形速度180mm/s(最大)
ノズル径0.4mm
ノズル温度255℃(最大)
ヒートベッド温度110℃(最大)
対応フィラメントPLA/ABS/PETG
本体サイズ440 x 410 x 465mm
本体重量8Kg

価格

  • Amazon:24,900円(クーポンで安くなる場合あり)

ELEGOO

ELEGOO光造形3Dプリンタのメーカーとしては後発であるが、コスパの高い新型機種を次々と発売しているのが特徴のメーカーである。

MARS 3

ELEGOOでは初の4K解像度機でありながら、価格がかなり安価な設定の機種となっている。

おすすめポイント

  • 4K解像度の小型光造形3Dプリンタ
  • MARSシリーズの最新機種

主な仕様

MARS 3
造形サイズ 143 x 89.6 x 175mm
造形速度1.5 – 3.0s/layer
LCDインチ4KモノクロLCD
XY解像度0.035mm
Z解像度0.00125mm
本体サイズ227 x 227 x 438mm
本体重量5.2Kg

価格

  • Amazon39,999円(クーポンで安くなる場合あり)

MARS 2 Pro

おすすめポイント

  • 2K解像度の小型光造形3Dプリンタ
  • 脱臭機能付き

主な仕様

MARS 2 Pro
造形サイズ129 x 80 x 160mm
造形速度50mm/h(最大)
LCD6.08インチ2KモノクロLCD
XY解像度0.05mm
Z解像度0.00125mm
本体サイズ 200 x 200 x 410mm
本体重量6.2Kg

価格

  • Amazon34,999円(クーポンで安くなる場合あり)

Kingroon

Kingroonは中国の深センに本社を構える3Dプリンタのメーカーである。

KP3S

おすすめポイント

  • X軸とY軸がリニアガイド
  • ダイレクト式エクストルーダー
  • 操作がタッチパネル式

主な仕様

KP3S
造形サイズ180 x 180 x 180mm
造形速度100mm/s(最大)
ノズル径0.4mm
ノズル温度255℃(最大)
ヒートベッド温度110℃(最大)
対応フィラメントPLA/ABS/PETG/TPU
本体サイズ280 x 285 x 370mm
本体重量7.5Kg

価格

Phrozen

Sonic Mini 4K

小型で高解像度の光造形3Dプリンタが欲しいという場合、まず第一の選択肢として挙げられるのが、「Phrozen Sonic Mini 4K」である。

おすすめポイント

  • 4K解像度の小型光造形3Dプリンタ
  • 家庭向けに一早く投入された4K解像度の光造形3Dプリンタ

主な仕様

Phrozen Sonic Mini 4K
造形サイズ133 x 75 x 130mm
造形速度80mm/h(最大)
LCD6.1インチ 4KモノクロLCD
XY解像度0.035mm
Z解像度0.01mm
本体サイズ250 x 250 x 330mm
本体重量5Kg

価格

Sonic Mini 8K

7.1インチの8KモノクロLCD搭載となっており、8K解像度のより高精細な造形物が印刷可能となっている。

おすすめポイント

  • 家庭向けとしては現状唯一の8K解像度機
  • 家庭向けでは最高レベルの高精細な印刷が可能
  • 金属筐体でZ軸がダブルレール仕様

主な仕様

Phrozen Sonic Mini 8K
造形サイズ165 x 72 x 180mm
造形速度80 mm/h(最大)
LCD7.1インチ 8KモノクロLCD
XY解像度0.022mm
Z解像度0.01mm
本体サイズ290 x 290 x 420mm
本体重量15Kg

価格