格安中華スマホの「HUAWEI nova」を購入したので、軽くレビュー

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先日のAmazonプライムデーでは、「Fire HD8 タブレット」の他に、「HUAWEI nova」も購入していた。


HUAWEI nova lite」にしようか、かなり迷ったのだが、BIGLOBEの最大20,000円キャッシュバックを利用する前提で、「HUAWEI nova」を購入することにした。




「HUAWEI nova」を購入して1週間経ったので、もう少しレビュー


Huawei

ファーウェイ(HUAWEI)は、中国の通信機器メーカー(※通信関連機器のシェアはエリクソンに次ぐ世界2位の規模らしい)であり、いわゆる中華スマホも製造しているメーカーである。

中華スマホ

いわゆる中華スマホとは、中国(のメーカー)製のスマホのことである。
特徴としては次のようなものが挙げられる。

  • 性能の割に値段が安い(コストパフォーマンスが高い)
  • SIMフリー
  • 種類が豊富



3年前に、日本で「ZenFone 5」(2万6800円(税別))がお目見えした頃は、2~3万円の価格帯の中華スマホといえば、値段が安い代わりに性能はイマイチという感じだった。


それが昨年、「HUAWEI P9 lite」が登場したことで、状況が一変した。

2~3万円の価格帯の中華スマホが一気に、値段の安いわりには性能もそこそこある、という状況になったのだ。


例えば、ファーウェイのスマホで言うと下表のような感じである。

項目 HUAWEI P8 lite HUAWEI P9 lite HUAWEI nova lite
発売日 2015年6月19日 2016年6月17日 2017年2月24日
外観
価格 2万8600円(税抜) 2万9980円(税抜) 2万円前後
※MVNO専売のため事業者により価格は異なる(参考:MVNOの価格まとめ - ITmedia
CPU 8コア
8×1.2GHz
8コア
4×2.0GHz+4×1.7GHz
8コア
4×2.1GHz+4×1.7GHz
RAM 2GB 2GB 3GB
ROM 16GB
Micro-SDスロット(最大32GB)
16GB
Micro-SDスロット(最大128GB)
16GB
Micro-SDスロット(最大128GB)
ディスプレイ 5.0インチ
HD(720×1280ドット)
5.2インチ
フルHD(1920×1080ドット)
5.2インチ
フルHD(1920×1080ドット)
カメラ 1300万画素
500万画素
1300万画素
800万画素
1200万画素
800万画素
バッテリー 2,200mAh 3,000mAh 3,000mAh
センサー 加速度、電子コンパス、環境光、近接 加速度、コンパス、環境光、近接、指紋 加速度、コンパス、環境光、近接、指紋

表を見てもらえば分かるとおり、「HUAWEI P8 lite」から「HUAWEI P9 lite」への時点で、ディスプレイの解像度やバッテリー容量が大幅に向上しているほか、指紋センサーが追加されている。


また、「HUAWEI P9 lite」から「HUAWEI nova lite」の時点では、メモリ容量の向上が図られており、バリバリにゲームをやるとかでなければ、もはや必要十分なスペックに達していると言える。


価格.comのスマホ人気ランキングを見てみても、トップ10の中に中華スマホが5製品ランクイン(うち4製品はHUAWEI製)しているのが分かる。


HUAWEI nova

私が最後まで、購入するかどうか迷っていた「HUAWEI nova lite」は「HUAWEI nova」の廉価版という位置づけだが、「HUAWEI nova」との間ににそれほど大きな性能差は見られない


「ROM容量」、「急速充電の有無」、「ジャイロセンサの有無」、「au系SIMの対応」、といった項目に価格差(1万円ほど)を見いだせないなら、「HUAWEI nova lite」のスペック(性能)で必要十分であると言える。
実際、2万円前後で手に入る「HUAWEI nova lite」のコスパは最強であるとの呼び声が高い。


私の場合は、「ROM容量」、「急速充電」、「ジャイロセンサ」の点で不満があったので、「HUAWEI nova」を選んだわけである。

項目 HUAWEI nova HUAWEI nova lite
外観
実売価格 3万円前後
※MVNO専売のため事業者により価格は異なる(参考:MVNOの価格まとめ - ITmedia
2万円前後
※MVNO専売のため事業者により価格は異なる(参考:MVNOの価格まとめ - ITmedia
CPU Snapdragon 625
8コア
8×2.0GHz
Kirin 655
8コア
4×2.1GHz+4×1.7GHz
RAM 3GB 3GB
ROM 32GB
Micro-SDスロット(最大128GB)
16GB
Micro-SDスロット(最大128GB)
ディスプレイ 5.0インチ
フルHD(1920×1080ドット)
5.2インチ
フルHD(1920×1080ドット)
カメラ 1200万画素
800万画素
1200万画素
800万画素
バッテリー 3,020mAh
急速充電
3,000mAh
センサー 加速度、コンパス、ジャイロ、環境光、近接、HALL、指紋 加速度、コンパス、環境光、近接、指紋
その他 USB Type C
au VoLTE対応
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応
USB Type B
DSDS非対応

「HUAWEI nova」のレビュー

画像


(前面)



(背面)


下の画像には写っていないが、クリアケースも付属している

(付属品)



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ベンチマーク結果

AnTuTu Benchmark


Geekbench 4

「CPU」と「COMPUTE」それぞれのスコアを載せておく。

(CPU)



(COMPUTE)


前機種との比較

最後に、前機種である「OnePlus One」とのベンチマークスコアの比較を載せておく。

項目 HUAWEI nova OnePlus One
発売日 2014年4月25日 2017年2月24日
CPU 8コア
8×2.0GHz
4コア
4×2.5Ghz
RAM 3GB 3GB
ROM 32GB 64GB
ディスプレイ 5.0インチ
フルHD(1920×1080ドット)
5.5インチ
フルHD(1920×1080ドット)
カメラ 1200万画素
800万画素
1310万画素
500万画素
バッテリー 3,020mAh
急速充電
3,100mAh
急速充電
センサー 加速度、コンパス、ジャイロ、環境光、近接、HALL、指紋 加速度、コンパス、ジャイロ、近接

AnTuTu Benchmark

比べてみた印象としては、3年前のフラッグシップ機である「OnePlus One」が意外に健闘しているというものである。


(HUAWEI nova)



(OnePlus One)

Geekbench 4


(HUAWEI nova)



(OnePlus One)



(HUAWEI nova)



(OnePlus One)

まとめ

  • Amazonプライムデーで「HUAWEI nova」を買った
  • 今、中華スマホが熱い
  • 「HUAWEI nova」も十分コスパスは高いが、コスパ最強なのは「HUAWEI nova lite」(実売価格2万円前後)