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先日の記事で予告したとおり、GearBestから提供してもらった3Dプリンター「Anet A8」のレビューを数回に分けてやっていきたいと思う。
※改良版の後継機種が出たので、そちらもレビューしている。
目次1 Anet A8 PLUS1.1 改良点2 届いたもの2.1 パーツリスト2.2 X、Y、Zプロファイル2.3 ガイドロッド2.4 モーター2.5 電源 キット2.6 メインボード キット2.7 エクストルーダー …
2~3万円で買える3Dプリンターのおすすめ機種
2万円以下で買える3Dプリンター 「Anet A8」のレビュー(動作編)
2万円以下で買える3Dプリンター 「Anet A8」のレビュー(改造編)
なお、レビューについては、すでに所有している「TEVO Tarantula」と比較しながら行っていくことにする。
目次
内容物等
まずは、今回届いたものを一通り紹介する。
画像を見てもらえば分かるが、「TEVO Tarantula」のときと違って、ネジなどが種類ごとに小分けされていたり、モーターやケーブルにそれぞれラベル付けされていたりと親切設計になっている。
(DELIVERY LIST)
(箱・上面)
(箱・側面)
(内容物・1段目)
(ヒートベッド)
(内容物・1段目続き)
(内容物・2段目)
(内容物・3段目)
(工具・ケーブル等)
(メインボード、ディスプレイ、マイクロSDカード、ベルト、エクストルーダー用ファンのパーツ一式、USBケーブル)
(メインボードとディスプレイはわざわざ別の箱に収まっている)
(フレーム用アクリルパーツ1)
(フレーム用アクリルパーツ2)
(Z軸用サポートパーツ、電源、リニアベアリング、ファン、ファン用ダクト、ロッド)
(ステッピングモータ、エクストルーダー等)
(ネジ、ナット類)
組み立て
組み立ては、「TEVO Tarantula」のときに比べて早く終わった。
フレームの組み立て
一応ネジ止めされているので、それなりに、かっちりとした印象である。
Y軸の組み立て
ガイドロッドが左右に1本ずつ配置されているので、「TEVO Tarantula」の場合と違って、「Anet A8」の場合は、だいぶ安定感があるようにみえる。
なお、ヒートベッドには、はじめからマスキングテープが貼られていた。
X軸とZ軸の組み立て
Y軸同様、X軸にもガイドロッがが上下に1本ずつあるので、見た目の安定感が素晴らしい。
また、Z軸モーターは左右に1個ずつ配置されているほか、それぞれにガイドロッドもあるので、Z軸モーターが1つしかなかった「TEVO Tarantula」のときよりも、安定した動作が期待できる。
ホットエンドの取り付け
「TEVO Tarantula」のbowden(ボーデン)方式のエクストルーダー(ホットエンドとエクストルーダーが離れている)と違って、「Anet A8」のエクストルーダーは、ホットエンドに直結式なので、相当にごつい見た目となっていて、いかにも重そうである
「Anet A8」では、出力したフィラメントの冷却用ファンとダクトが付属しているので、この点では「TEVO Tarantula」よりも優れていると感じた。
X軸モーターの取り付け
ディスプレイの取り付け
「TEVO Tarantula」のツマミを回すタイプとは違って、ボタンが5つあるタイプとなっている。
電源の取り付け
「TEVO Tarantula」に付属していた電源と異なり、「Anet A8」の電源にはファンが内蔵されていない。
メインボードの取り付け
マイクロSDカードスロットが付いているが、ディスプレイ以外の空きスロッがなく、拡張性は低い。
スプールホルダーの組み立て
使うかどうかは別として、スプールホルダーがはじめから付属しているのは、なかなか良いのではないかと思う。
完成形
2万円以下で買える割りには、ずいぶんと立派な見た目に感じる。
「TEVO Tarantula」のときよりも、組み立ての手順についての詳細なマニュアル(PDF)が付属していたために、早く組み立てられることができたのではないかと思う。
「TEVO Tarantula」の場合は、付属のマニュアルを見ただけでは、組み立ての手順がよく分からず、youtubeの動画を見ながら組み立てる必要があったので、組み立てるのに結構時間が掛かった。
一応、「Anet A8」についても、組み立て手順の動画がyoutubeにアップされているので、それを見ながらやれば、初めての場合でも難なく組み立てられると思う。
今回で3Dプリンターの組み立ては2台目になるので、単純に組み立てに慣れたということも、早く組み立てられた理由の1つではないかと思われる。
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2万円以下で買える3Dプリンター 「Anet A8」のレビュー(動作編)
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クーポンコード |
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A8KIDA |
感想
「Anet A8」と「TEVO Tarantula」を並べて見比べてみると、明らかに「Anet A8」のほうが立派に見える。
さらに、ディスプレイや電源が本体に取り付けできる分、「Anet A8」のほうがよりプリンターとして完成度が高いと感じられる。
これが2万円程度で買えるというのは、非常に安いと言えるのではないかと思う。
組み立てが楽だったこと、完成後の見た目などにより、満足度はかなり高いものとなった。
次回は、プリンターの動作についてレビューを行う。
まとめ
- 3Dプリンター「Anet A8」の組み立てについてレビュー
- 組み立てに掛かった時間は、「TEVO Tarantula」のときよりも短かった
- 次回は、動作のレビューについて行う