山でキノコを沢山とってきた

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昨日、山へハイキングに行ったら、キノコを沢山見つけたので、写真を沢山撮って、沢山採ってきた。

1.キノコ

キノコ(茸、菌、蕈)とは、菌類のうちで比較的大型の子実体を形成するもの、あるいはその子実体そのものをいう俗称で厳密な定義があるわけではないが、植物とは明確に異なる。



上記引用のように、キノコには、厳密な定義があるわけではなく、見た目や含有される成分などがさまざまである。


非常に似通った見た目をしたキノコ同士でも、毒性を持つ場合とそうでない場合とがあり、食べようとする場合には注意が必要となる。

2.山で見つけたキノコ

キノコには大きく分けて、地面(土)から生えているものと、木(朽ち木、倒木)から生えているものがある。

2.1.地面から生えているキノコ

地面から生えているキノコはあまり(見つから)なかった。


山の地面といえば、落ち葉が積み重なっていたり、植物が生い茂っていたりするので、キノコを探そうと思って注意深く見なければ、なかなか見つけることはできない。


別に、キノコ狩りに行ったわけではないので、地面から生えているキノコがあまり(見つから)なかったのも、当然といえば当然である。
以下、見つけたキノコを紹介。

2.1.1.ホウキタケ系

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おそらく、毒キノコの「キホウキタケ(黄箒茸)」だと思われるが、同じく毒キノコの「ハナホウキタケ(花箒茸)」かもしれないし、毒はないが食用には適さない「コガネホウキタケ(黄金箒茸)」である可能性も捨てきれない。
いずれにせよ、見つけても食べようとは思わない方が良いだろう。

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これは、明らかに「ムラサキホウキタケ(紫箒茸)」であろう(見た目的に)。
こちらは、まぎらわしい毒キノコもないので、比較的安心して食用とすることができる。

2.1.2.ナラタケ(楢茸)

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別名の多いキノコで、地域によって「ボリボリ」、「ナラモタセ」、「オリミキ」などとも呼ばれている。
食用のキノコで群生するのでひとたび見つければ、にたくさん収穫できるキノコである。
食用とは言うものの生では食べられず、火に通した後も一度にあまり多く食べ過ぎないほうが良いようである。

2.1.3.タマゴタケ(卵茸)

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いかにも毒キノコといった見た目だが、れっきとした食用キノコである。
ただし、これによく似た毒キノコとして「ベニテングタケ(天狗茸)」もあるので、注意が必要である。

2.1.4.アンズタケ(杏茸)

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鮮やかな黄色のキノコで、アンズのような香りがすることから、この名が付いたという。
ヨーロッパなどでは食用とされているが、微量の毒性物質が検出されていることから国内では毒キノコとされる。消化が悪かったりもするようなので、食べない方がいいだろう。

2.1.5.ヒトヨタケ(一夜茸)

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キノコは、見たまんまの名前が付いていることが非常に多いが、これもそうしたキノコの1つである。
「ヒトヨタケ」は、その名の通り、一夜にして溶けて黒い液状になってしまうキノコである。


上の画像でも、右端の方の「ヒトヨタケ」が溶けかかっているのがよく分かる。

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2.2.木から生えているキノコ

2.2.1.フサヒメホウキタケ(房姫箒茸)

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地面から生えているホウキタケ系キノコは「ラッパタケ目」に属していたが、こちらは倒木から生えており「ベニタケ目」に属するキノコである。
食毒不明なので、食べない方が良いだろう。


見た目的には、同じ分類になりそうだが、そうはならないのがキノコの不思議なところ。

2.2.2.ヒラタケ(平茸)

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割とメジャーなキノコで、人口栽培もされている。
一般に「シメジ」の名で売られるらしい。


通常、「ヒラタケ」といえば、上のような半円形だと思うが、こんな形状(湾曲した漏斗型)のも見つけた。

hiratake

ものの本によれば、これも「ヒラタケ」となるらしいが、個人的には、形が大きく異なれば、それはもう別のキノコといっていいのではないかと思う。

2.2.3.ヌメリツバタケ(滑鍔茸)

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今回、一番多く見つけたのが、この「ヌメリツバタケ」であった。
複数の倒木から大量に生えていて、その数はゆうに100を越えていた。


収穫したその日に、味噌汁として食卓に並び、おいしくいただいた。

2.2.4.ウラベニホテイシメジ(裏紅布袋占地)

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その名の通り、傘の裏側のヒダが薄いピンク色をした食用キノコである。
ただし、非常によく似た毒キノコとして「クサウラベニタケ(臭裏紅茸)」があるので、食べようとする際には注意が必要である。


毎年、「クサウラベニタケ」による中毒例が、発生している。

2.2.5.ベニヒダタケ(紅襞茸)?

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鮮やかなオレンジ色をした綺麗なキノコを見つけた。
後から調べたところ、いくつかの特徴から「ベニヒダタケ」なのではないかと見当を付けたが、自信はない。
一応、食べることもできるようだが、くせが強いため、食べる場合には塩漬けするなどした方が良いようだ。

2.2.6.アシグロタケ((脚黒茸)

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堅くて薄いペラペラしたキノコ。かみ切れない「キクラゲ(木耳)」といった感じ。
食用ではなく、だし汁用とされる。

3. まとめ

  • 山へハイキングに行ったら、キノコを沢山見つけた
  • 特に、「ヌメリツバタケ」が大量に見つかった
  • 収穫した「ヌメリツバタケ」は味噌汁にして、おいしくいただいた