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光造形(LCD式)の3DプリンタもFDM方式(熱溶解積層方式)の3Dプリンタのように価格がこなれてきたようでいろいろなメーカーの光造形3Dプリンタが2~3万円台で販売されてきている。

趣味で使うための入門機としてみた場合、それらの価格帯のものでも性能は十分であるようだ。

今回、Amazonのプライムセールでそれらがさらに安くなっていたので、1台購入してみることにした。

光造形3Dプリンタ

FDM方式の3Dプリンタと比較した場合の光造形3Dプリンタ一の主な特徴は以下のとおりである。

  • 出力が高精細
    • Z方向の解像度でいうとFDM方式が相当頑張って0.05mm程度であるのに対して光造形では0.001mmまで可能
  • 扱えるのはレジンのみ
    • FDM方式ではPLA、ABS、PETG、ASA、POM、ナイロン、ポリカーボネート、TPUなど様々な物性を持つ合成樹脂を扱えるが、光造形で扱える合成樹脂はUVレジンのみに限られる

購入を検討した3Dプリンタの性能比較

光造形の3Dプリンタを購入する際の決め手となるポイントがいくつかあると思うので、まずはそれを示しておく。

  • LCDの種類
    • 出力スピード:モノクロ > カラー
    • 寿命:モノクロ > カラー
    • 価格:カラー > モノクロ
  • 消耗品の入手性(LCD等)
    • アマゾンでLCDパネル等の消耗品が入手できるかどうか

購入を検討した3Dプリンタの性能比較表

Amazonのプライムセールで安くなっていた光造形3Dプリンターの中から、いくつか選定し、性能などを比較検討してみた。

Phrozen
Sonic Mini
NOVA3D
Bene4
Mono
NOVA3D
Bene4
NOVA3D
Elfin2
MONO SE
NOVA3D
Elfin2
ELEGOO
MARS PRO
外観
造形エリア120 x 68 x 130mm130 x 80 x 150mm130 x 70 x 150mm130 x 75 x 150mm130 x 70 x 150mm120 x 68 x 155mm
造形
スピード
50 mm/h18-39 mm/h14-27 mm/h18-39 mm/h14-27 mm/h不明
LCD5.5インチ
(1920 x 1080)
mono-LCD
6.08インチ
2K (2560 x 1620)
mono-LCD
5.5インチ
2K (2560 x 1440)
LCD
6.08インチ
2K (2560 x 1620)
mono-LCD
5.5インチ
2K (2560 x 1440)
LCD
5.5インチ
2K (2560 x 1440)
LCD
方式LCDLCDLCDMSLA
(LCD+LED)
LCDLCD
XY解像度0.0625 mm0.04 mm0.04 mm0.05 mm0.047 mm0.047 mm
Z解像度0.01 mm0.01 mm0.01 mm0.01 mm0.01 mm0.00125mm
Z軸リニアガイドリニアガイドリニアガイドリニアガイドリニアガイドリニアガイド
箱出し後の
レベリング
不要不要不要
レジン
バット
金属製金属製金属製プラスチック製プラスチック製金属製
接続方式USBUSB / WiFiUSB / WiFiUSB / WiFiUSB / WiFiUSB
重量4.5kg9.5kg9.5kg7.3kg7.3kg7.5kg
付属レジンなしなし250g(※1)250g
(※1)
なしなし
推奨
スライサー
Chitu
Box
Nova
Maker
Nova
Maker
Nova
Maker
Nova
Maker
Chitu
Box
アマゾンでの消耗品の入手性×
(※2)
プライムデー価格21,000円33,599円31,199円29,599円26,399円29,049円

※1:3Dプリンタ本体購入時に指定のレジンを同時にカートに入れる必要があり、そうすることでレジンが1本無料となる。

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※2:Amazonで「NOVA3D Elfin2 MONO SE」と「NOVA3D Bene4 Mono」の両方に対応している2Kモノクロパネルが売られているが、「NOVA3D Elfin2 MONO SE」(MSLA方式)と「NOVA3D Bene4 Mono」(LCD方式)では、方式に違いがあるので本当に対応しているのか未知数

ELEGOO、NOVA3Dといったメーカーは純正LCDパネルを単品で販売しているため、これらのメーカーの3Dプリンタはメンテナンス性が良いと言える。


総評

  • Phrozen Sonic mini
    • 低価格でありながら出力スピードが速く魅力的
    • LCDパネルの入手性に難ありで注意を要する(公式ECサイトで台湾からの通販はある)
  • NOVA3D Bene4 Mono
    • 比較検討した中では、総合的に一番性能が高い価格も高い
    • レジンが一本(250g)無料で付く
  • NOVA3D Bene4
    • 同社製の「NOVA3D Elfin2」と比較して、取り立てて良い点が見当たらない
  • NOVA3D Elfin2 MONO SE
    • 性能と価格のバランス(コスパ)が良い
    • レジンが一本(250g)無料で付く
  • NOVA3D Elfin2
    • 性能と価格のバランス(コスパ)が頭一つ抜けている
  • ELEGOO MARS PRO
    • 一昔前の人気機種
    • 決して悪くはないが、目立って良い点がない

Phrozen Sonic mini」を購入することにした

いろいろと悩んだ結果、以下のような理由でPhrozen Sonic Mini」を購入することにした

  • やはりなんといっても安い
  • 出力スピードが速く、いろいろ試しやすい
  • 入門機としてはそこまで高い性能(解像度)を求める必要もない

他に購入したもの

水洗いレジン

Phrozen Sonic Miniには、レジンが付属しないため、別途レジンを用意する必要がある。

光造形3Dプリンタでは造形後、レジンを洗浄するためにIPAがよく使われているようであるが、それほど気軽に扱えるようなものではなさそうなので、水洗いが可能な水洗いレジンを購入することにした。

UVライト

レジンのほかにも用意すべきものがあって、それは二次硬化用に必要となるUVライトである。

Amazonを見てみるとネイル用のUVライトが大量に出品されており、どれがいいのかよくわからないので、とりあえず適度に安いものを買うことにした。

ストレーナー(濾過用のフィルター)

使用後のレジンを再度保存する際に必要となるようなので、ストレーナーも買うことにした。

ということで、以下のものを3Dプリンタ本体と一緒に購入することにした。

これで光造形3Dプリンタを使うために必要なものは一通り揃ったと思う。

消耗品と合わせても3万円以内で買えたので良かった。

まとめ

  • Amazonのプライムセールで光造形3Dプリンタが安くなっていた
  • Phrozen Sonic Mini」を購入することにした
  • 他にも、消耗品などを一緒に購入した