中古の「Thinkpad W540」を4万5千円で買ったのでレビュー

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以前、中古の「Thinkpad T430s」を約3万円で購入したが、作業効率を高めるためにより解像度(フルHD)の高いノートパソコンに買い替えることにした。

新品の「ThinkPad E595」を5万円で買ったのでレビュー
約3万円で買った中古の「ThinkPad T430s」が届いたのでレビュー



今回も中古のノートパソコンを買うことにしたが、検討したのは以下の機種である。

機種名 CPU グラフィックス メモリ 中古価格
DELL
Latitude
E6540
Intel
Core i7-4810MQ
(2.80GHz、第4世代)
AMD
Radeon
HD 8790M
2スロット
(最大16GB)
4万円前後
DELL
Precision
M4800
Intel
Core i7-4800MQ
(2.70GHz、第4世代)
AMD
FirePro
M5100
2スロット
(最大16GB)
8万円前後
富士通
H920
CELSIUS
Intel
Core i7-3720QM
(2.60GHz、第3世代)
NVIDIA
Quadro
K3000M
2スロット
(最大16GB)
3万円前後
Lenovo
Thinkpad
W540
Intel
Core i7-4800MQ
(2.70GHz、第4世代)
NVIDIA
Quadro
K2100M
4スロット
(最大32GB)
8万円前後

「Latitude E6540」のコスパの良さが頭一つ抜けているが、あまりデザインが好きではない。


いろいろと悩んだ挙句、メンテナンス性の良さと、メモリを32GBまで積めることから、「Thinkpad W540」に決めた。


なお、「Thinkpad W540」は、電源を投入すると天板にある「Thinkpad」の文字の”i”の丸のところが赤く光るという洒落たデザインなのだが、使用中は全く見えない。


(電源ON時)



(電源OFF時)

Thinkpad W540

外観など

「T430s」の時同様、比較的きれいな状態で、中古品としては珍しくリカバリディスクが付属していた。


(天板)



(底面)



キーボードも比較的きれいである。


(画面、キーボード)

アダプターは結構でかい。


(アダプター)



(リカバリディスク)

購入時のスペック

OS Windows 10 Pro(64bit)
ディスプレイ 15.6インチ フルHD(1920 x 1080)
CPU Intel Core i7-4800MQ 2.70GHz
(4コア8スレッド)
グラフィックス Intel HD Graphics 4600 +
NVIDIA Quadro K2100M
メモリ 8GB
ストレージ 500GB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
Officeソフト なし
その他 テンキー付きキーボード、WEBカメラ、指紋認証



この構成で購入し、その後、メモリ増設とSSDの追加(光学ドライブを換装)を行った。

新旧ノートパソコンの主なスペック比較

パーツを追加した構成で、新旧ノートパソコンのスペックを比較してみる。


追加したパーツは500GBのSSD

と、8GBのメモリ1枚



で、合わせてほぼ2万円だった。


メモリは、旧ノートパソコンからの流用分と追加購入分を合わせて、計24GBの増設となる。

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項目 ThinkPad W540 ThinkPad T430s
OS Windows 10
Pro(64bit)
Windows 7
Home Premium(64bit)
ディスプレイ 15.6インチ
フルHD(1920 x 1080)
14インチ
HD+(1600 x 900)
CPU Intel Core i7-4800MQ 2.70GHz
(4コア8スレッド)
Intel Core i5-3320M 2.60GHz
(2コア4スレッド)
グラフィックス Intel HD Graphics 4600 +
NVIDIA Quadro K2100M
Intel HD Graphics 4000
メモリ 32GB 16GB
ストレージ SSD 500GB + HDD 500GB
SSD 128GB + HDD 320GB
光学ドライブ SSDに換装 SSDに換装
Officeソフト なし WPS Office
その他 テンキー付きキーボード、
WEBカメラ、指紋認証
なし


(CPU:Intel Core i7-4800MQ 2.70GHz)



(メモリ:32GB)



(HDD:500GB)



(SSD:500GB)



(グラフィックス:Intel HD Graphics 4600)



(グラフィックス:NVIDIA Quadro K2100M)



パーツを追加したことによりトータルで6万5千円ほどになったが、十分満足のいく性能となった。


なお、W540は、M.2ソケットも備えているので、もともとあるストレージ用のスロット、光学ドライブ用のスロット、M.2ソケットを利用することで最高でストレージを3台まで内蔵することができる


メモリスロットが4つあることも考え合わせると、非常に拡張性が高いといえる。

ベンチマーク

Windows エクスペリエンス インデックス

「Windows エクスペリエンス インデックス」では、CPUとメモリのスコアが大幅に上がり、基本スコアもが上がった。


(W540)



(T430s)

CrystalDiskMark

SamsungのSSDは、「Samsung Magician」という専用のツールで、メモリの一部をキャッシュとして利用しSSDの読み書き速度を高速化(「RAPID mode」)させる設定を行うことができる。


メモリを32GB積んでいて余裕があるので、「RAPID mode」を有効にしたところ読み書きともに劇的に速くなった


まさに桁違いの速さである。


(W540:RAPID mode 有効)



(W540:RAPID mode 無効)


(T430s)

気になった点

最後に気になった点を挙げると、ストレージのアクセスを示すランプや、無線LAN、Bluetoothの接続を示すインジケータが一切なく、それらの状態を一目で確認できないことである。


今までできていたことができなくなったので、多少不満といえば不満である。

まとめ

  • 中古の「Thinkpad W540」を4万5千円で購入した
  • その後、SSDとメモリを追加で購入し、結局トータルで6万5千円になった
  • SamsungのSSDで「RAPID mode」を有効にしたら、読み書きともに劇的に速くなった