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Androidスマホとしては、現状(2017年12月31日現在)最高峰のスペックを誇る「OnePlus 5T」(128GB版)を購入したのでレビューする。
OnePlus 6レビュー(OnePlus 5Tと比較)
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3DプリンタでOnePlus 5T用TPUケースを自作した
OnePlus 5TをOxygenOS5.0にアップデートしてAndroid 8.0(Oreo)の新機能を使用する
目次
外観
パッケージに関しては、「OnePlus One」以来の伝統となっている、シンプルでありながら洗練されたものを感じさせる赤と白を基調としたデザインとなっている。
なお、パッケージ前面には「5」の文字しかなく、一見しただけでは「5T」のパッケージであるようには見えない。
OnePlusの端末では、標準で画面保護フィルムが貼り付け済みであるため、特にこだわりがなければ、追加で保護フィルムを購入する必要はない。
TPUケースも標準で付属しているため、フィルム同様、特にこだわりがなければ、追加で購入する必要はない。
使いどころのいまいちよく分からない、OnePlusのロゴなどのシールが付属している(画像右上)。
アダプターに関しては、他の端末に付属しているものに比べると、でかくて思いと感じた。
主なスペック
主なスペックについて、私が最近使用したスマホである「honor9」、「ZTE AXON 7」と比較してみた。
OnePlus 5T | honor9 | ZTE AXON 7 | |
---|---|---|---|
OS | OxygenOS (Android7.1.1ベース) |
Android7.0 | Android6.0 |
ディスプレイ | 6.01インチ フルHD+(2160 x 1080) AMOLED |
5.15インチ フルHD(1920 x 1080) IPS液晶 |
5.5インチ WQHD(2560 x 1440) IPS液晶 |
SoC | Snapdragon 835 (4 x 2.45GHz + 4 x 1.90GHz) |
kirin960 (4 x 2.40GHz + 4 x 1.80GHz) |
Snapdragon 820 (2 x 2.15GHz + 2 x 1.60GHz) |
RAM | 8GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB | 64GB | ネットワーク | FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/ 8/12/17/18/19/20/ 25/26/28/29/30/66 TDD-LTE : B34/38/39/40/41 TD-SCDMA : B34/B39 WCDMA : B1/2/4/5/8 CDMA: BC0 GSM : 850/900/1800/1900MHz 802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5.0GHz) Bluetooth 5.0 |
FDD-LTE : B1/3/5/7/8/19/20 TDD-LTE : B38/40 WCDMA : B1/2/5/6/8/19 GSM : 850/900/1800/1900MHz 802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5.0GHz) Bluetooth 4.2 |
FDD-LTE : B1/3/8/19/28 TDD-LTE : B41 WCDMA : B1/6/8/19 GSM : 850/900/1800/1900MHz CA : 800(B19) + 1800(B3) 802.11 b/g/n/ac(2.4/5.0GHz) Bluetooth 4.1 |
カメラ | リア:1600万画素 + 2000万画素 フロント:1600万画素 |
リア:1200万画素 + 2000万画素 フロント:800万画素 |
リア:2000万画素 フロント:800万画素 |
センサー | 指紋認証、加速度、電子コンパス、 ジャイロ、環境光、近接、ホール、RGB |
指紋認証、加速度、電子コンパス、 ジャイロ、環境光、近接、ホール、 |
指紋認証、加速度、電子コンパス、 ジャイロ、環境光、近接、ホール |
測位 | GPS、GLONASS、 BeiDou、Galileo |
GPS、Glonass、 Beidou |
GPS、A-GPS、Glonass、 Beidou |
バッテリー | 3300mAh 急速充電(Dash Charge) |
3200mAh 急速充電(9V/2A) |
3250mAh 急速充電(Quick Charge 3.0) |
その他 | USB Type-C、 デュアルSIM・デュアルスタンバイ microSD非対応 |
USB Type-C、 デュアルSIM・デュアルスタンバイ microSD対応 |
USB Type-C、 デュアルSIM・デュアルスタンバイ microSD対応 |
サイズ | 156.1 x 75 x 7.3mm | 147.3 x 70.9 x 7.45mm | 151.7 x 75 x 7.9mm |
重量 | 162g | 155g | 175g |
端末サイズの比較
実際に並べてサイズ感を比較してみた。
「OnePlus 5T」は、ディスプレイサイズが6.01インチと、これまでに使ってきたスマホ(8台)の中でも最大であるが、ベゼルレスデザインのためか、端末のサイズ自体はそこまで大きいとは感じない。
「OnePlusOne」と「OnePlus 5T」
さらに、手持ちのOnePlus端末である「OnePlus One」と比較してみたところ、端末のサイズ自体はほとんど同じであった。
下の画像は、ともに左側が「OnePlusOne」で、右側が「OnePlus 5T」である。
詳細なサイズを確認したところ、下表のとおりであった。
サイズ | OnePlus One | OnePlus 5T |
---|---|---|
縦 | 152.9mm | 156.1mm |
横 | 75.9mm | 75mm |
厚み | 8.9mm | 7.3mm |
ベンチマークスコア
スペック同様、「OnePlus 5T」のスコアを「honor9」、「ZTE AXON 7」と比較しながら紹介していく。
AnTuTu
「OnePlus 5T」(Snapdragon 835) > 「honor9」(Kirin960)> 「ZTE AXON 7」(Snapdragon 820)、という順当な結果となった。
OnePlus 5T | honor9 | ZTE AXON 7 |
---|---|---|
Geekbench 4
当然といえば当然だが、やはり、「OnePlus 5T」(Snapdragon 835) > 「honor9」(Kirin960)> 「ZTE AXON 7」(Snapdragon 820)、という結果となった。
OnePlus 5T | honor9 | ZTE AXON 7 |
---|---|---|
AndroBench
「Sequential Read」、「Sequential Write」、「Random Read」、「Random Write」については、「OnePlus 5T」が一番速かったが、「SQLite」の各項目については、「honor9」が一番速い結果となった。
OnePlus 5T | honor9 | ZTE AXON 7 |
---|---|---|
使い勝手
「OnePlus 5T」の使い勝手について、ハード面とソフト面とに分けて紹介する。
ハード面
まずは、ハード面の紹介からである。
電源ボタンと音量ボタンの配置
世のスマホの多くは、電源ボタンと音量ボタンがスマホの同一側面に配置されている。
それに対してOnePlusの端末では伝統的に、右側面に電源ボタン、左側面に音量ボタンという配置となっている(※「OnePlus 2」および「OnePlus x」を除く)。
物理ボタンの配置に関しては、OnePlus端末のような配置のほうが、使い勝手が良いと感じる。
アラートスライダー
また「OnePlus 2」以来の伝統として、マナーモードについて3段階で切り替えができるアラートスライダーが搭載されている。
こうした物理スイッチを搭載していることも、使い勝手の向上に大きく貢献していると思う。
充電速度
OnePlus端末では独自の急速充電機能であるDash Charge(5V/4Aでの充電)を採用している。
「OnePlus 5T」のDash Chargeでは30分でおよそ60%、1時間で90%以上の充電が可能となっており、他のスマホ(iPhone含む)よりも圧倒的に高速での充電が可能となっている。
ここで、OnePlus公式によるスマホの充電速度比較動画を紹介する。
「OnePlus 5T」の充電速度が一番速いということが分かる。
さらに、個人による比較動画も紹介する。
やはり、「OnePlus 5T」の充電速度が一番速いという結果となっている。
対応バンド
先のスペック比較の表を見てもらえばわかる通り、「OnePlus 5T」は多くのバンドに対応している。
なので、実用上はそれほど困ることはないのではないかと思う。
外部メモリへの対応
ここまで、OnePlus端末の伝統について色々と紹介してきたが、代々microSDカードスロットを搭載していないことも伝統の一つである。
OnePlus端末では代々microSDカードによるストレージ容量の追加ができない仕様となっているのである。
これは使い勝手の面から言えば、決して好ましいものではない。
あとからストレージ容量を増やすことができないため、OnePlus端末購入の際には、できるだけストレージ容量の多い上位モデルを選択すべきである、ということが言える。
「OnePlus 5T」の場合、ストレージ容量64GBの下位モデルと128GBの上位モデルがあるので、128GBの上位モデルを選んだほうが良いということになる。
こうしてみてみると、アラートスライダーを搭載していたり、microSDに非対応だったりと、Androidスマホでありながら、OnePlus端末の立ち位置はiPhone寄りである、といると言えるのではないだろうか。
ソフト面
次に、ソフト面での使い勝手について紹介する。
OxygenOS
ソフト面でもOnePlus端末には伝統があり、OnePlusの端末(グローバルモデル)には代々Androidベースの「OxygenOS」(※「OnePlus One」のデフォルトは「CyanogenMod」または「Color OS」)が採用されている。
「OxygenOS」の特徴としては、ジェスチャー機能のサポート、カメラ機能の向上などといった点が挙げられる。
顔認証
「OnePlus 5T」では、顔認証機能がサポートされている。
顔認証とはいっても、「iPhone X」のようなそれではなくて、あくまでも簡易的なものであるようだ。
「OnePlus 5T」の顔認証は、セキュリティーの向上を目的としているというよりは、いかに手軽にロック解除できるかに主眼が置かれているようだ。
なので、認証速度については、驚くほど速い。
この顔認証があることによって、指紋認証が端末背面に配置されてはいるものの、実用上は全くと言っていいほど支障がないと言える。
ゲーム中の妨害禁止機能
「OnePlus 5T」の設定項目の中には「ゲーム中の妨害禁止」という項目がある。
これは、ゲーム中に通知があった場合それをブロックするという機能であるが、私はスマホでゲームをすることはほとんどないので、個人的には使い勝手の向上に寄与しているとは言い難い。
しかしながら、スマホゲームガチ勢にとってはゲーム中の使い勝手を大幅に向上させるものであることは間違いない。
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OnePlus 5TをOxygenOS5.0にアップデートしてAndroid 8.0(Oreo)の新機能を使用する
まとめ
- 「OnePlus 5T」の外観を紹介した。
- 「OnePlus 5T」のスペックについて、「honor9」と「ZTE AXON 7」と比較しながら紹介した。
- 「OnePlus 5T」の使い勝手について、ハード面とソフト面の両面から紹介した。