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ギアベストから3度目の3Dプリンターのレビュー依頼が来た。しかも、今回はこちらでレビューしたい機種を選べるらしい。
ということで、「Creality 3D CR-10S」のレビューをしたいと希望を出してみたところ、すんなりとOKが出た。
なお、「Creality 3D CR-10S」を選んだ理由は次の通りである。
- 造形精度が良いらしく、世界的に人気の機種であること
- 造形エリアが広いこと
- 半完成品の状態で、ほとんど組み立ての作業が必要ないこと
- 日本語でのレビューが見当たらないこと
- ギアベストで扱われている3Dプリンターの中でも高価な部類であること
「Creality 3D CR-10S」の価格は、日本円で5万円以上となっており、これまでにレビューを行ってきた2万円前後の3Dプリンターである「Tevo Tarantula」、「Anet A8」、「Anycubic Kossel」の3機種と比べると、明らかにワンランク上の機種となっている。
造形精度の良い3Dプリンター「Creality 3D CR-10S」のレビュー(テストプリント編)
予算3万円で3Dプリンター(TEVO Tarantula)を買った
2万円以下で買える3Dプリンター 「Anet A8」のレビュー(組み立て編)
デルタ型3Dプリンター 「Anycubic Kossel」のレビュー(組み立て編)
目次
「Creality 3D CR-10S」の「S」の文字について
レビューを行う前に、「Creality 3D CR-10S」の型番に付いている「S」の文字に関してて少し説明しておく。
「Creality 3D CR-10S」の前には「Creality 3D CR-10」という機種が存在しており、「Creality 3D CR-10S」の「S」は「Creality 3D CR-10」に対するアップグレードバージョン(改良版)である、ということを表している。
ちなみに、「Creality 3D CR-10S」での改良点はというと、以下の通りである。
- Z軸のモーターがシングル構成(CR-10)からデュアル構成(CR-10S)になった
- メインボードの性能が向上した(ATmega1284P → ATmega2560)
- フィラメント切れを検知するセンサが追加された
ちなみに、Amazonでも同等品が販売されている。
「Creality 3D CR-10S」レビュー
前置きが少し長くなったが、早速「Creality 3D CR-10S」のレビューを行っていく。
内容物一覧
届いたものの確認。
箱
今回の機種は中々に大きな箱で届いた。
開梱
箱を開けると、まずは緩衝材が入っており、その下に2段組の内容物が収まっていた。
3Dプリター本体
本体は、大きく3つの部分に分かれた状態で箱に入っていた。
ヒートベッドは、ビニールでしっかりと固定されていた。
付属品
小サイズのフィラメントが1ロール付属していたほか、ボールポイント六角棒レンチ、スクレーパー、マスキングテープ1ロール、スペアノズルが付属しているなど、充実した内容の付属品となっている。
(付属品一覧)
(フィラメント:500mlペットボトルは大きさ比較用)
(スプールホルダー)
(電源用ケーブル)
(スクレーパー、ニッパー、ボールポイント六角棒レンチ等)
(microSDカードとUSBメモリアダプタ)
(スペアパーツ類)
(上:Zリミットスイッチ、下:フィラメント切れ検知センサ)
(装飾用青色チューブ)
(USBケーブル)
(マスキングテープ)
(テフロンチューブ)
(ノズルクリーナ)
(保証書)
説明書
クイックスタートガイドに加え、フィラメント切れ検知センサの説明書が入っていた。
日本語説明書
ボンサイラボから連絡があり、CR-10Sユーザー向けに日本語マニュアルを提供しているとのことなので、情報共有しておく。
組み立て
30分もあれば組み立てられるとは思うが、一応簡単に説明しておくと、組み立て手順は以下のとおりである。
- コントロールボックスの上にスプールホルダーを取り付ける(ネジ止め x 2)
- ガントリーフレームをベースフレームに固定する(ネジ止め x 10)
- エクストルーダー、ステッピングモーター、リミットスイッチ、ヒートベッドをコントロールボックスと配線する(配線 x 7)
- 付属のチューブをフレームの長さに合わせて切断し、各フレームの溝に差し込む
なお、フレームの装飾については、面倒なので行っていない。
4台目の3Dプリンター
これで我が家には、4台もの3Dプリンターがあるという状態になった。
さすがに4台も3Dプリンターが並ぶと、なんとなく壮観な感じがする。
(右手前が「Tevo Tarantula」、左奥から順に「Anet A8」、「Creality 3D CR-10S」、「Anycubic Kossel」)
まとめ
- ギアベストから3度目の3Dプリンタのレビュー依頼があり、世界的に人気の機種である「Creality 3D CR-10S」をレビューすることにした
- 「Creality 3D CR-10S」の内容物と、組み立てについてレビューした
- 次回は、「Creality 3D CR-10S」の動作についてレビューを行う
自分も3Dプリンタを購入し、このサイトを拝借させていただきました。私の場合、テストプリントする際に[change filament]とエラー表示されます。フィラメントのほうはpreheatしてノズルに通していて問題ないと思うのですが、何度やっても同じ表示されます。何か解決法知っていれば教えていただけますか?
機種は prusa i3 creality CR-10S5 です
ご質問いただいたエラーについては、CR10S系の3Dプリンターでよく見られるエラーのようです。
・Change Filament Error CR-10 V2
・Constant Error Change Filament mid print
・Error change filament
・CR 10S Change Filament Error
エラーがフィラメントセンサーの不良に起因するものなら、センサーを無効化するのが一番簡単な解決方法です。
CR10-Sの場合だと、センサーを無効化するための小さなボードが付属されてたので、それを使えばセンサーの無効化が可能でした。
センサーの無効化で問題が解決しないような場合(メインボードの不良、配線が断線している、ファームウェアにバグがある等)、問題を解決するためには
いくらかの手間(時間)とお金(代替品購入)とスキル(ファームウェア書き換え)が必要になってくるかと思います。